新型コロナウイルスの流行でマスクが手に入らないこの頃、さらに花粉症も重なり、外ではマスクをする人をよく見かけるようになりました。マスクで風邪の予防をしているという方も多いのではないでしょうか。ですが、マスクは感染症に効果がないという話を聞くこともあります。その話が事実なら必死になってマスクを買い求める必要はないでしょう。今回はマスクは感染症予防に効果があるのか調べていこうと思います。
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風邪やインフルエンザの感染経路
風邪やインフルエンザがどのように感染するのでしょう、主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。飛沫感染とは感染者の咳やくしゃみによる飛沫と一緒にウイルスが放出され、それを別の人が吸い込んで感染することです。接触感染とは感染者が咳やくしゃみを手で押さえた後に机など周りのものに触れ、そのものを別の人が触り口や鼻などに触れることで粘膜から感染することです。
マスクの予防は意味があるのか
マスクの予防は結論から言えば予防ができるという科学的根拠はありません。空気中に漂うウイルスは市販のマスクでは捕えきれずすり抜けてしまいます。ですので、咳やくしゃみによる飛沫感染を防ぐことはできません。しかし、マスクをすることによって口や鼻に触れることがなくなるため接触感染の予防は期待ができます。しかし、マスクを外した後手を洗わない、マスクの外側を触る、何度も付け外しをするなどの行為があると効果も無くなってしまうので注意が必要です。マスクを外したら手を洗う、一度外したマスクは捨てるということを徹底していきましょう!
【うつさない】には効果的!
感染症にうつらないための予防の観点からいえばマスクはあまり効果があるとは言い難いですが、感染者が人にうつさないための『咳エチケット』としてマスクは有効と言えるでしょう。感染者の咳やくしゃみでウイルスを含んだ飛沫が飛ぶ距離はおおよそ2m~3m程度です。その飛沫が飛ぶことを防ぐことができれば周囲への感染拡大も防ぐことができます。インフルエンザや風邪にかかっていない人がマスクをするよりも、感染者一人がマスクをする方が効果的ですので、咳やくしゃみなどの症状が出た際には必ずマスクを着用するようにしましょう。うつさないためのものなので鼻が露出していたり、唾でマスクの内側を汚さないようにとマスクを外して咳やくしゃみをするのはNGです!
まとめ
風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスの予防にはマスクが必須という訳ではないようですね。しかし、新型コロナウイルスに感染していても無症状であることも多いようなので日本人全員が【自分が人にうつしてしまわないように】という意識で行動することが重要です。使い捨てマスクが手に入りづらいこの頃ですが、手作りの布マスクでもウイルスを含んだ飛沫が散るのを防ぐことができます。家にいることが多くなっていると思いますので、値段の高騰した使い捨てマスクを買う前に一度マスクを手作りしてみるのはいかがでしょうか。
糸井
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