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熱中症対策・熱中症予防まとめ~水分補給の大切さ

 

これからじめじめと不快な梅雨のシーズンを迎えますが、梅雨の先にはいよいよ本格的な夏がやってきます。去年はニュースでも「命に関わる危険な暑さ」と報じられるほど猛暑の日々が続きました。実際に2018年の全国の熱中症搬送者数は95,137人と過去最高を記録しました。滋賀県においても2018年の搬送者数は1,095人となり、2017年の603人を大きく上回りました。今年の夏は昨年ほどではないとの予報も出ていますが、それでも猛暑日が続き熱中症で運ばれる人が多く出ると思います。
そこで今回は熱中症対策・熱中症予防のポイントをご紹介。

熱中症予防その① こまめな水分補給


一番大事なことは水分補給です。のどが渇く前に水分を補給しましょう。のどの渇きを感じるときにはすでに身体が脱水を起こしているので、のどの渇きを感じる前に水分を補給するのがポイントです。また汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分も取ることも大切です。ビールなどのアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分補給にはならず、逆に危険です。また、高齢者の方は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめな水分補給を心がけましょう。寝る前の水分補給も忘れずに。

熱中症予防その② エアコンの活用


熱中症で救急搬送された場所で一番多いのは実は「自宅などの室内」で搬送者全体の40%を超えています。外気温が高くなるにつれて予想以上に室温が上昇していることが理由に挙げられます。日中に自宅にいる人はどの年代でも注意が必要ですが、特に高齢者の方の熱中症が増えています。
高齢者の方の中にはエアコンの使用に抵抗を感じている方もおられますが、近年の猛暑ではエアコンを使用しないと室温が高くなりすぎて脱水症状を引き起こして熱中症になってしまいます。温湿時計で室温を正しく測定し、冷房使用時の室温が「28℃」になるようにエアコンの温度を適切に設定して下さい。室温が24℃を下回ると外気温との差が大きくなりすぎて体の負担になるのでその点は注意が必要です。

熱中症予防その③ 不要な外出を控える


特に30℃を超えるような暑い日は、不要な外出を控えることが大切です。熱中症は暑い環境に長時間さらされることにより発症します。梅雨明けで急に暑くなる日は体が暑さに慣れていないため要注意です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時はエアコンの効いた室内など早めに涼しいところに避難するようにして熱中症にならないようにしましょう。
もちろん暑い日にスポーツや運動をするときはさらに注意が必要です。定期的に日陰で休憩を取り水分・塩分の補給をしっかり行いましょう。35℃を超えるような日にはスポーツや運動を控えることも考えてください。

最後に

最近では毎日のように耳にする熱中症。それでも熱中症患者は毎年増加傾向にあります。その原因として、誰もが自分がまさか熱中症になるとは思っていません。熱中症になってからでは遅いのでここで紹介した熱中症予防・熱中症対策を万全に行って暑い夏を快適に乗り切りましょう。
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