梅雨が明け本格的に厚くなってくるこの時期、皆さんは涼しく過ごすためにどのような工夫をされていますか?
こまめな水分補給や濡らすと冷たくなるタオルを巻いたり、日傘をさしたりと涼しく過ごすためなら何でも試される方も多いかと思います。
そこで昔からある日本文化の一つ「打ち水」をご紹介します。
1.打ち水の原理と効果
打ち水を行うことにより、水が蒸発する際の気化熱の働きで周囲の温度を下げることができます。
気化熱とは、液体が蒸発するときに周囲から吸収する熱のことで、これにより地面の熱が大気中に逃され、周囲の温度を下げることにつながります。
また、水が蒸発する際、打ち水をした場所の気圧が上がり、空気が流れることで風が生まれる効果も期待できるそうです。
もともと江戸時代は涼をとる手段としてだけでなく、道の土ぼこりを鎮めたり、客を招く時に玄関先や道に水を撒くことでお清めをしたりするおもてなしの意味もありました。
おもてなしで行っていた行動が、地球温暖化対策にも活用できるなんて素敵ですよね。
2.正しい打ち水の仕方
打ち水はただ水をまけば良いわけではありません。水をまく時間帯、場所によって逆効果にもなります。
打ち水をする理想的な時間帯は朝か気温が下がり始める夕方です。
朝に打ち水をする際、エアコンの室外機の周りに打ち水をすると冷房の運転効率がよくなり消費電力削減にもつながるそうです。
ただし、電子部品や電子盤に水がかかるとショートしたり、事故につながる可能性もあるので直接室外機に水をかけるのはNGなのでご注意を!
気温が下がってくる夕方に打ち水をすると夜の寝苦しい暑さに効果的です。
そして効果を高める打ち水の場所は日陰です!
日向の熱い地面に水をかけた方が効果的かと思われがちですが、気温が高い分、まいた水がすぐに蒸発してしまうので、気化熱によって地表の熱を奪う効果は薄いのです。
また蒸発することで湿度があがり、より蒸し暑くなってしまいます。先ほどの打ち水をする理想的な時間帯に昼間が入っていないのも同じ理由で、昼間は日陰であっても温度が高いので避けましょう!
日陰は水がゆっくりと蒸発していくので効果が持続し、さらに風通しの良い場所だと涼しさを実感しやすくなります。
また、水の蒸発のしやすさを考えるとアスファルトやコンクリートより、土の方が効果的!
土であれば蒸発がゆるやかになり、急な湿度上昇を抑えられます。
庭に花を植えて水やりをすると一石二鳥ですよ!
3.楽しく打ち水をしよう
私が打ち水について調べている際、「打ち水大作戦」という活動をされているサイトを発見しました。
江戸時代の庶民の知恵「打ち水」がヒートアイランド現象に対してどのような効果を持つのか、決められた時間にみんなでいっせいに打ち水をして、その効果を検証しよう、という壮大な社会実験として2003年からスタートされているとのこと!
打ち水に使う水は雨水や残り湯などの二次利用水を使用し、環境意識の啓発や水の再利用の促進、近隣コミュニティの再生などにも役立っているそうです。
打ち水の活動内容や、世界の打ち水の歴史、打ち水の自由研究方法なども掲載されている為、今年の夏休み期間、お子様や友達、家族と楽しくそしてエコで涼しく夏を過ごされてはいかがでしょうか?
打ち水大作戦のサイトはこちら
4.さいごに
打ち水の際は熱中症に気を付け水分補給をしっかりと行いましょう。
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