暑かった日々も終わり、だんだんと涼しくなってきました。
朝晩は少し寒いくらいです。寒くなってくると『暖房器具にエラーが出ている』『急にお湯が出なくなった』などのお問い合わせが増えてきました。
今回は灯油ボイラーの買い替え時期や、メリット・デメリットについて紹介させていただきます。
灯油ボイラーの寿命とは?買い替えのタイミングについて
灯油ボイラーの寿命は、一般的には10~12年程度と言われます。
もちろん使い方や環境によって多少差がありますので、7年程度で調子が悪くなって買い替えた。という方もいれば、15年以上使っている。という方もいらしゃいます。
灯油ボイラーを使っていて以下のような不具合や異常が見られた場合は「そろそろ寿命」のサインかもしれません。
・着火時や湯沸かし中に異音がする
・着火時、燃焼時、消火後に異臭がする
・外の排気筒から黒い煙が上がる
・お湯の温度がぬるくなる、一定でなくなる
・お湯を出した時の水圧が弱い
・リモコンや本体表示がエラーとなる
・お湯が温まらない
給湯器のエラーコード「88」「888」って何?
給湯機器のリモコンに「88」または「888」を表示、または機器本体のランプ部が点滅したのは故障のお知らせではありません。
給湯器の設計標準使用期間(一般的な使用の場合、家庭用機器約10年・業務用製品は3年)使用した場合点検時期をお知らせする機能です。
この表示は故障エラーではないためお湯はご使用可能ですが、今後も安全に使用していただくためにメーカーが推奨する点検「あんしん点検」を受けていただく事をお勧めします。
あんしん点検とは?
法令に準じて経年劣化に起因する製品事故を防止するため、メーカーが点検を行うことを推奨する有償点検です。(有償 約10,000円前後)
灯油ボイラーのメリットとデメリット
<メリット>
家庭用のボイラーは、熱量や給湯力が高いことが特徴です。
ガスや電気の給湯器と比べ、熱量に対しての費用も安いので
たくさんのお湯を毎日利用する方には灯油ボイラーはとても便利といえます。
<デメリット>
灯油を入れるタンクを置くスペースが必要です。
灯油が切れてしまうと使用できなくなりますので、定期的に灯油の残量をチェックする手間があります。
配達をしてくれる所があればいいのですが、ないと自分で灯油を入れなければならないという手間があります。
灯油交換や使用時に灯油独特のにおいがする為、苦手な方もいるかもしれません。
灯油ボイラー取替のビフォーアフター
2019年の冬、突然壊れてまったく動かなくなり交換となりました。
冬に故障すると不安になりますよね。
買い替えの際は、値段や燃費、機能面を考えて選んでください。
こちらのお客様の場合、仮設で給湯器を用意させていただき、その間に毎月の燃料代の事や機能面を考えて納得できるものを選んでいただきました。
まとめ
灯油ボイラーの一般的な寿命は10~12年程度と言われています。
10年以上使っている灯油ボイラーが使用中に異音や異臭、黒煙、水温や水圧の不安定、エラー表示などが見られたときは故障や寿命のサインかもしれません!
冬の寒いときに突然お湯がでない、暖房器具が使えないというのは本当に大変です。
10年以上ご使用で調子が悪いなと思ったら、今のうちに点検、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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