今回は基本に戻って、都市ガスとLPガスの違いについて簡単ではありますがご説明したいと思います。
「いまさらこんなこと、、、」と思われる方も多いかもしれませんが安全にガスを使って頂く為に今一度ご確認下さい。
成分、原料が違う
都市ガスはメタンが主成分で、天然ガスを主な原料としています。
LPガスはプロパンやブタンが主成分です。液化石油ガスを原料としたガスです。
LPガスとは、液化石油ガスの(liquefied petroleum gas)略称です。
都市ガスは空気より軽く、LPガスは空気より重いのが特徴です。
供給方法が違う
「自宅がどっちのガスか分からない」という方がおられましたら、ご自宅をぐるっと一周してください。
容器(ガスボンベ)が設置されていればLPガス、無ければ都市ガスです。
都市ガスは水道と同じように地面の下に通されたガス管を通じて各家庭にガスが届られます。
お住まいの地域に都市ガスのガス管がなければ使用できません。
一方LPガスの場合は、液化されたガスを容器に充てんし、その容器(ガスボンベ)を各契約者に配送しています。容器を置くスペースが必要ですが災害時の復旧はLPガスのほうが早いです。
発熱量と使える機器が違う
LPガスの主成分のプロパン、ブタンは、熱量がとても高いのが特徴です。そのため、プロパンガス(LPガス)の熱量(カロリー)は24,000Kcal/㎥と、都市ガスの熱量(カロリー)11,000Kcal/㎥に比べて約2倍以上あります。その為、同じガス器具は使用できません。
もし、ご自身で機器を購入される方はガス種の確認してから購入してください。
最後に
都市ガス、LPガスは同じガスでも別物ですので機器、ガス種を間違えると、機器の故障や事故につながりますので必ず確認をお願いします!!
松宮巧典
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