公開日: 2020.02.07 - 最終更新日:2020.04.14

たばこ火災やストーブ火災を防ぐための5つの予防法

糸井
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こんにちは!大阪ガスサービスショップナカジマの糸井です。冬は特に空気が乾燥しますよね…この時期に気を付けないといけないのはインフルエンザなどの感染症、そして火事です。ストーブなどで火もよく使いますし空気が乾燥し、物が燃えやすくなります。今回はそんな火事を防ぐために何をすべきかを紹介していきます。

住宅火災の原因別死者割合

平成30年度の住宅火災は11,019件、そして死者は946人という結果になっています。年々減少傾向にあるとはいえ少なくない件数といえるのではないでしょうか。そして死者の出てしまった火災の一番の原因はたばこです。次いで多いのはストーブ、その後に配線からの出火が続きます。

たばこの吸い殻は要注意!

死亡事故につながる火災で最も多いのがたばこによる火災です。たばこ火災の恐ろしさは無炎燃焼を起こすことにあります。数十分から数時間にわたり、炎が上がらないまま燃え広がり、その後出火します。炎がなく、燃えていることに気付きにくいのでそのまま就寝したり、外出してしまい被害が大きくなることも多いと言われています。しかし炎が出るまでには時間がかかりますが、煙は発生します。よくたばこを吸う部屋には煙で検知するタイプの火災警報器の設置をオススメします。

  • 消火用の水を張った吸い殻入れを使用しましょう
  • 寝る前に寝室でたばこは吸わないようにしましょう
  • 灰の落下に気を付けましょう
  • たばこをいつも吸う部屋には煙式の火災警報器の設置を!

たばこを吸う際にはこれらに気を付けていくことが火事の予防につながります。

火災報知器は期限も要チェック!

寝室と寝室のある階の階段への設置が義務付けられている火災報知器ですが、建てた当時から取り付けられているものがあるという方も多いと思います。もし10年以上住まれているなら一度火災報知器の期限を確認しましょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください↓

火災警報器は義務?罰則はあるの?設置場所は?疑問を解決します!

火災報知器の期限は10年です。それ以上経過すると一見異常がないように見えても内部が劣化していたり、きちんと反応しない可能性も出てきます。定期的にボタンを押したり紐を引いてきちんと作動するかの確認を行い、10年で交換することが安全につながります。

消火器は有事の際に使える場所に!

住宅火災は初期消火ができれば被害を大幅に抑えることができます。出火してからどれだけ早く動けるかが肝心になってきます。消火器や消火スプレーはいつでも使用できる場所に置いてあるでしょうか?普段使わないものなので奥にしまいがちですがすぐに持ち出して使える場所に置いておきましょう。そして定期的に消火器の期限も確認しておくことが重要です。

消火器についてはこちらの記事をご覧ください

【住宅用?業務用?】家に置くにはどの消火器?おすすめの消火器は?消火器の種類を紹介

ストーブ周りの可燃物に注意!

冬場の火事に多いのはやはりストーブ火災です。電気ストーブなどは燃焼していないので安心だと思われる方もいらっしゃいますが充分火事の原因になり得ます。

洗濯物の近くに置いていたり、寝室に置いていてそのまま寝てしまうのも危険です。何かの拍子にそれらと接触すると火事になる可能性があります。特に寝室火災は逃げ遅れる可能性も高くなり、死亡事故にも繋がりかねません。石油、電気などに関わらずストーブ周りに可燃物を置かないように注意しましょう!

コンロの消し忘れに注意!

大阪ガスHPより引用

住宅火災の中で一番多い原因はコンロです。火事に気が付きやすいため死者が出るケースは多くはありませんが、消し忘れたまま出かけてしまえば重大な事故にもなり得ます。そして揚げ物をする際に油の温度が上がりすぎると発火してしまうので温度に気を付けながらの調理が必要です。特に少量の油で揚げ焼きなどをするときには温度が上がりやすくなりますので油を熱しすぎないように注意してください。

なお、2008年4月以降に製造されたすべてのガスコンロには火災を防ぐために『Siセンサー』が搭載されており、もし消し忘れてしまっても一定時間が経過すると自動で消火する機能や、油が発火する温度にならないように抑制する温度センサーがついています。

まとめ

冬から春にかけては、空気の乾燥や風の影響で火事が起こりやすい季節です。放火の対策は難しいですが、自分の不注意で火事を起こしてしまわないように火の取り扱いに十分気を付けながら、常日頃から対策をしていきましょう!

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